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​palette ibu.の病児服® のはじまり

 

2010年、初めての出産は思っていた「出産」とは違うものになりました。

突然の出産事故により、健康に生まれてくるはずの子どもは

重症心身障がい児となり、産声を聞くことも、抱くことも、母乳を与えることもできませんでした。

「私は母になったんだろうか」

なかなか現実を受け入れらないとき、初めて新生児服を着せる時がきました。

でも、多くの医療機器に繋がれた子どもに新生児服を着せることは

神経を使い、怖ささえ感じました。

もっと簡単に服を着させる方法はないかな…

その日から取りつかれたようにミシンに向かいました。

母親として何かできることが見つかった瞬間です。

数年後、次男が指に大ケガをしました。

健康な体を持ちながらも、痛みへの恐怖から洋服を着替えることさえも嫌がる姿に

健常児も障がい児も、医療を受けている中で感じる不自由は一緒なんだと気づきました。

日々の生活が少しでも楽になり

なおかつ、おしゃれでかわいくてカッコいい

医療を受けていても楽しめることはいっぱいある。

palette ibu.の病児服®は、たくさんの想いを込めて皆様にお届けいたします。

palette ibu.

奥井 のぞみ

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